知りたい!の源

京大卒の塾講師が感じた様々な事を書くブログ

今は未来で決まる!

時間の流れは過去から未来であり、

過去起こったことが未来を決める。

 

おそらくは、大抵の人はこう思っていると思います。

 

そして、大抵の事に関してはその通りです。

人間を除いて。

 

人間は、豊かな想像力を持っています。

その豊かな想像力でリアルな想像をする事ができる唯一の生物です。

それ故に、人間の今は未来によって決まるのです。

 

想像がリアル過ぎるが故に、です。

 

人間は自分が想像したリアルな未来を基準に、何をするかを無意識に決めてしまいます。もっと言えば、肉体が見たり聞いたり感じたりした情報の中で何をしっかりと認識するか、をも無意識に決めてしまいます。

つまり、何に気づくか、さえ未来が決めているのです。

 

 

あなたは、あなたがリアルだと感じる想像上の未来に今現在を左右されるのです。

人の認知の面白いところです。

 

 

さらに面白い事が起こります。

信じがたいことに、あなたは、なれると信じたものになるのです!

出来る様になると信じた事が出来る様になるのです!!

 

 

人間は、自分が信じるリアルな想像と違う状況にあったり、違う状況に進んでいくのを、無意識に嫌がります。

それを修正しようとしてしまうのです。

 

もし、自分はテストで高得点を取る様な人間だと本当に、心底、疑いなく信じていれば、テストの点が悪くなる様な行動を取ろうとすると、不思議と拒否感を感じます。

結果、テストの点は良くなります。

 

逆に、自分はバカだからテストの点なんて取れるはずがない、と心底信じてる人は、勉強しようとすると不思議な拒否感を感じます。

結果、テストはボロボロ。

 

どちらの場合も、リアルな想像と違うから、無意識に修正がかかるのです。

 

つまり、なにかを成し遂げたいと思えば、もっとも簡単で楽な方法は、自分なら成し遂げられると信じてしまう事なのです。

 

このために大事な事があります。

 

自分を信じられる事、つまり、自分の判断を信じられる事です。

 

 

じぶんの判断を信じていない人は、例え何かを成し遂げたい、成し遂げられそうだと感じても、イヤイヤ、絶対自分には出来るはずがない、と最初に思った事のリアルな逆想像をしてしまいます。これは、日々、じぶんの想像を否定され続けた結果、学習してしまったクセです。

そういう人は、その通り、成し遂げられない未来へとひた走っていきます。無意識に。

 

 

普段から、良いか悪いかの判断を、親や先生やまわりの人がどう感じるか、に置く人は、残念ながら自分の望みを叶える事はあまりありません。他人に判断を任せる事が、自分の考えを信じなくさせ、その人のパフォーマンスを大きく損なっているのです。

 

同じように、家や学校で、あなたが考えることはすべて間違っている!と言葉や態度で根深く植え付けられる事が、どれだけ子供達のパフォーマンスを落とす事になるか。

 

他人に、あなたは間違っていないと言われたいのは何故か。自分が間違っているかどうかは誰が決めるのが自然か。

 

じぶんの判断が信じられない人は、まず自分の気持ちを元に、良いか悪いかを決める訓練をしましょう。

 

もしあなたの周りに子供がいるなら、良いか悪いかを決めるのは子供自身だ、と態度で示しましょう。

 

想像の未来が今を決め、今が本当の未来を作るのです。

 

出来るようになると信じられれば、本当に自然と出来るようになります。見えるものや感じるものが、その方向に変わり、自然と行動をとるからです。

 

でも、出来るようになるはずがない、と信じている人は出来るようになりません。

 

勉強できる子は、自分はきっと出来るようになる、と思っているだけの普通の子です。

 

勉強できない子は、決して出来るようにはならない、と思っているだけの普通の子なのです。

 

参考文献 頭のゴミを捨てれば脳は一瞬で目覚める