いくつ”分”ありますか?
もし、理系の教科に共通する一番大事な考え方は何か?と問われたら、私は 「いくつ"分"ありますか」 だと答えます。
小学校の掛け算割り算から、高校の理系教科の様々な公式まで、ほとんど全てこの考え方の延長です。
「いくつ分ありますか」 さえしっかり理解しているなら、たとえまだ小学生でも高校物理の比熱の公式も理解出来ます。
「いくつ分ありますか」は、「何倍ですか」につながり、さらに「比・比例」につながり、様々な分野の「公式」につながります。 それらは全て「割り算」(=掛け算)です。
そして、「いくつ分ありますか」をしっかり考えると、「基準」の重要性に気づくことができます。
基準の大切さがわかれば、数学や物理などの理系科目で公式を暗記したけど使い方がわからない、なんて無意味な苦労をする必要はなくなります。